児童発達支援事業とは

 子どもさんが日々の生活の中で困り感や戸惑いを感じていることはありませんか?

 お母さん・お父さんが子どもさんの発達について気になっていることはありませんか??

例えば・・・

 ○言葉でうまく伝えられない

 ○言葉の指示が理解できない

 ○友達とうまく関われない

 ○落ち着きがない

 ○こだわりが強い

 ○大きな音や光に敏感

 ○スプーンや箸をうまく使えない

 ○衣服の脱ぎ着ができない 等

このような困り感や戸惑いを感じているお子さんや、障がいのあるお子さんが通園します。

 通園を通して日常生活における困り感や戸惑いを軽減し、生活に必要なスキルを身に付けるために、保護者・職員等と共により丁寧な子育てをしていく場です。

 「療育」とも呼ばれます。

幼児期における療育の目的

◎基本的な生活スキルの獲得

◎姿勢と運動・動作の向上

◎空間・時間、数等の概念形成と適切な認知

◎コミュニケーションの基礎的能力の向上

◎他者とのかかわり、行動の調整と集団への参加

活動の流れ

【午前の部】  


10:00   登  園

        自由遊び

10:30   始めの会

10:40   療  育

       (個別課題に取り組みます)

11:20   手洗い

        昼  食(弁当)

        歯みがき、排泄

 

        おわりの会

12:00   降  園

【午後の部】


14:00   登  園

        自由遊び

14:30   始めの会         

14:40   療  育

       (個別課題に取り組みます)

15:20   手洗い、おやつ

        歯みがき、排泄

15:45   おわりの会

16:00   降  園


※ 午前の部を利用される場合は弁当の準備をお願いします。

※ おやつは実費をいただいております。

療育の主な活動

5領域(「健康・生活」,「運動・感覚」,「認知・行動」,「言語,コミュニケーション」,「人間関係・社会性」)を中心に,子どもさんの支援ニーズや現在と当面の生活の状況等を踏まえて,子どもさんの育ち全体に必要な支援を組み立てていきます。

健康・生活

〇健康状態の維持・改善

〇生活習慣や生活リズムの形成

〇基本的生活スキルの獲得

★登園後の身支度,はじめの会,おわりの会

★弁当(午前の部),おやつ(午後の部),歯みがき

運動・感覚

〇姿勢と運動・動作の基本的技能の向上

〇姿勢保持と運動・動作の補助的手段の活用

〇身体の移動能力の向上

〇保有する感覚の活用

〇感覚の補助及び代行手段の活用

〇感覚の特性への対応

★粗大運動(布団遊び,ボール投げ,平均台 等)

★感覚遊び(水遊び)

★感覚遊び(新聞紙遊び)

★リトミック(即時反応の活動をはじめ,シフォンスカーフや風船,マラカスなど様々な素材を用いて活動に取り組んでいます。)

認知・行動

〇認知の特性についての理解と対応

〇対象や外部環境の適切な認知と適切な行動の習得

〇行動障害への予防及び対応

★社会性遊び(マッチングゲーム)

★社会性遊び(新聞紙じゃんけん)

★社会性遊び(神経衰弱。カードの種類の認知や,順番を自分たちで決めるといったコミュニケーション等を養います。)

言語・コミュニケーション

〇コミュニケーションの基礎的能力の向上

〇言語の受容と表出

〇言語の形成と活用

〇人との相互作用によるコミュニケーション能力の獲得

〇コミュニケーション手段の選択と活用

〇状況に応じたコミュニケーション

 

★社会性遊び(転がしドッヂボール。チーム分けや勝敗について話し合いながら,楽しくゲームに取り組みます。)

人間関係・社会性

〇アタッチメント(愛着)の形成と安定

〇遊びを通じた社会性の発達

〇自己の理解と行動の調整

〇仲間づくりと集団への参加,他者とのかかわりの形成

 

★運動遊び(感覚運動を通してふれあい遊びを行います。)

★社会性遊び(雨で遊ぼう。傘のさし方や雨天時の歩き方について楽しく取り組みます。)